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ユーザー成功事例

IT戦略の提案を支える検証環境、既存の構築環境を生かした仮想化環境システム整備

アビームコンサルティング株式会社様

1981年の設立以来、「戦略」「ビジネスプロセス」「IT」「組織」の視点から、お客様の「真の課題」を深く理解し、最適なソリューションを提供する株式会社アビームコンサルティング様。社名の「アビーム(ABeam)」は、「Asian Beam(アジアの光線・力)」を意味しています。
現在では、アジアを基点とし、3,600名(2010/4/1現在)以上のコンサルタントが全世界の20ヶ国以上で活躍しています。 同社ではクライアントとの中長期的に良好な関係を築いていくことに主眼をおき、『5つのコアバリュー』として、「クライアントを思う心」、「卓越したプロフェッショナリズム」、「多様な個人の尊重」、「チームの力」、「独自のグローバル観」を掲げています。

導入前の課題点・ご要望

  • Virtual Machineを追加するにはストレージ容量が不足
  • 既存環境のバックアップにかかる時間短縮と複数サーバ管理での工数過多によるリスク回避
  • 各サーバに導入されたウィルス対策ソフトのログを各サーバで個別確認する必要がある
  • ESXサーバおよびVirtual Machineの追加により、既存セグメントのIPアドレスが枯渇

弊社受注後の改善点

  • 追加ESXサーバのコストを抑えることが可能なNASを導入
  • NetApp社製ストレージに標準搭載されているSnapShot機能を活用し、バックアップ時間の大幅な短縮工数削減を実現
  • ウイルス対策ソフトを変更し、管理サーバでの一元管理を実施
  • 既存、新セグメントのVirtual Machineの混在を前提としたESXサーバ環境を構築

導入サービス概要

NAS導入

NetApp社製ストレージおよびH3C社製L2SWを追加しました。

NAS導入ネットワーク図

サービスデータ

既存ESXサーバ NAS用ネットワークへ接続
ストレージ NetApp社製ストレージを使用
L2SW NAS専用ネットワークを作成

増設ハードウェアスペック

FAS2020A+DS14MK2AT
FAS2020A
DS14MK2AT
ディスク ドライブ数:コントローラ12本 (500GB SATA)、ディスクシェルフ 6本 (500GB SATA)
デュアル コントローラ:あり
キャッシュ メモリ:2GB、FCポート数:4
イーサネット・ポート数:4
ストレージ プロトコル:FCP、iSCSI、NFS、CIFS
RAIDグループ:RAID-DP、RAID4
Snapshot 数:LUNまたはファイルシステムごとに最大255個
H3C S5100
H3C S5100
固定ポート:24 x 10/100/1000 BASE-T イーサネット ポート 4 x ギガビット SFP コンボ ポート
拡張スロット:なし
拡張モジュール:なし
PoE:非対応

仮想マシンのバックアップ

NetApp社製ストレージのSnapShot機能で仮想マシンのバックアップを実施しました。
ストレージのスケジュール機能で定期的にバックアップを実行し、SnapShotを2世代取得することで世代管理をしています。取得したSnapShotより、仮想マシンファイルのリストアが可能です。
既存仮想マシンのバックアップはそのまま既存環境を継続して使用しているため、追加した仮想マシン用の新規ライセンスは必要ありません。

仮想マシンのバックアップネットワーク図

ウイルス対策の一元管理NAS導入

これまではパターンファイルのインストール、ウイルス定義ファイルの更新、スキャン実行、各種ログ確認など、個別のサーバで対応せざるを得ない状況でした。
物理サーバ、Virtual Machine のウイルス対策として、Trend Micro社製 Server Protection for Windowsを導入したことにより、 クライアントPCの一元管理が可能になりました。プッシュインストールによるクライアントの配布、ウイルス定義ファイルの自動更新など、運用の効率化に役立っています。

ウイルス対策の一元管理ネットワーク図

既存・新セグメント混在環境対応

既存ESXサーバのvSwitchの設定を変更し、既存と新しいセグメントが混在した環境を踏まえた物理接続の収容を変更しました。
既存・新セグメントに接続するvSwitch及び仮想マシンポートグループを作成し、既存仮想マシンのIPアドレスを変更すること無く、レンタルサーバ上で稼動させています。
NFS専用セグメントへ接続する仮想マシンポートグループを作成することで、仮想マシンでNetAppの管理を実現しています。
今後追加されるVirtual Machineには新セグメントのIPアドレスが採番されるため、既存セグメントのIPを使用しない環境を構築できました。

既存・新セグメント混在環境対応
ネットワーク図
ご担当者様インタビュー

アビームコンサルティング株式会社様

プロセス&テクノロジー事業部
ITマネジメントセクター
執行役員
プリンシパル
プロセス&テクノロジー事業部
ITマネジメントセクター
マネージャー
情報処理システム監査技術者
畠山 友希様 吉岡 良治様

「IT」と「戦略」の視点から、ITソリューションのコンサルティングを得意とする畠山様、吉岡様。最近の市場では企業運営における内部統制、リスクマネジメントの観点から、セキュリティに対する意識が高まっているとのこと。お客様に適したITソリューションをご提案するには、まず自分たちがサービス内容を把握しておくべき、というポリシーに基づき、社内に同様のIT環境を構築し、内容の把握、技術検証を実践されています。

URL : http://www.abeam.com/jp 

PSCに依頼したきっかけは?

お客様にご提案するサービス内容に合わせ、検証環境を常に用意しているアビームコンサルティング様。競合他社に先んじるためには、スピード感のある対応が求められるため、社内検証環境の増強は重要課題です。

「とはいえ、お客様の数に合わせサーバが増えて行くので、運用コストも課題でした。その意味で仮想化はお客様への提案の他、自社のコストダウンも期待しました」(畠山様)

そのような背景を踏まえ、発注先を検討されていたそうですが、実はPSCにお声がけされたのは別のサービスがきっかけでした。

「昨年大規模なサーバ移設を予定しており、協力して頂ける企業を探していたところPSCを知りました。初めはサーバ移設のお話をさせて頂いていたのですが、『今こんなことで困っています』と課題をお話ししたところ、『サーバ仮想化の提案もできます』と聞いて、ご相談させて頂いた次第です」(吉岡様)

サービス選定の決め手は?

複数社によるサーバ移設コンペの話と併行して、仮想化環境整備のプロジェクトが始まりました。提案内容は「NAS導入」「バックアップ・ウイルス対策の一元管理」「既存・新セグメント混在環境対応」の4つのソリューションサービスです。

「『できるだけコストをかけたくない』という思いがありましたので、そうした意味では、かなり思い切ったご提案をいただいたかなと(笑)。弊社には様々な環境がありますので、新規で追加していくだけでなく既存の構築環境を生かした構築というのが、弊社のニーズにマッチしていたと思います」(吉岡様)

「やはりコストだけでは決めきれない部分もあります。長い目で全体を見た場合、当社の環境のあり方について、相談し、共に考えてくれるパートナーには、提案力が必要です。PSCは提案力の面でもよかったと思います。」(畠山様)

導入後のメリットは?

これまでの環境では、とにかくバックアップが大変で、時間がかかり負担の大部分を占めていました。当時を振り返って、吉岡様はこう語ります。

「以前のバックアップ方法では、処理に時間がかかることはもちろん、個別のサーバで対応している分工程も増えるため、トラブルにつながることもありました。今はNetAppのスナップショット機能でほとんど「0」に近い時間でバックアップをとることが可能です。今回ストレージを集約したことで、管理にかける時間を大幅に短縮することができました。次に大きかったのが、ストレージ構成の柔軟性ですね。当社ではお客様の環境に合わせ、実験的、冒険的な使用方法が多く、その場その場で構成を変える必要がありました。既存のストレージ製品でも同様の機能はあったかと思いますが、NetApp製品の場合、私たちのスキルレベルでも用意に構成を変更できるというのがありがたいです」(吉岡様)

今後の展望

このプロジェクトが終了した後も、アビームコンサルティング様のお客様環境での課題に対し、技術検証を行い、共に解決してきました。今も担当者が繰り返しアビームコンサルティング様を訪問し、システムの定期的なメンテナンスをはじめ、新たな課題に取り組んでいます。

「当社が競合に勝つためには、市場のスピード感に合わせ、使い勝手がよく、しかも拡張性の高いITサービスの提供が必要です。今ご提案頂いているサービスも現時点では一歩先を行っているかと思いますが、今後は「グリーンIT」を視野に入れた環境つくりにご協力頂きたいですね。お客様の「企業全体の最適化」を考えた時、当社のコンサルティングというフィールドがあり、ソリューションとして「ストレージ統合」「仮想化」があると思います。省エネを意識した、無駄を省く運用、無駄のないシステムなど、ITの最適化で、もっとできることがあると思います。どんどん要求されるハードルが上がっていきますが、私たちのお客様に提供する基盤構築の際には、ぜひPSCと協力してより良いサービスを提供していきたいと思います。」(畠山様)

お客様との談笑風景

※2010年4月時点の情報を基に構成しました

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