キックオフコラボモノづくり
5月2日、アプリケーションやWebサービスを手掛ける、Cloud Apps事業部とビジネスアプリケーション事業部。そして今期より新設されたAI事業部が一堂に集い、3部門合同のキックオフミーティングを実施しました。今期31期は、各部門の垣根を超えてメンバーが集結。技術をコラボレーションさせることで、より高い品質とスピードでサービスを提供する方針が述べられました。
3部門「Cloud Apps・ビジネスアプリケーション・AI事業部」の連携について
部門連携とAI事業部の新設について
取締役 東日本事業本部担当 岡野 太士
AI活用の需要が高まり、今期AI事業部を新設いたしました。これまではCloud Apps事業部やビジネスアプリケーション事業部を中心に、AI活用サービスをプロジェクト単位でお客様に提供。今後はAI事業部を中心に各部門の周辺技術を集結させ、よりハイレベルな領域にチャレンジしていきます。また、AI活用のプロジェクトを通じて得られた知見は、Cloud Apps事業部の既存サービスである「Coo Kai」をはじめ、様々なサービスのアップデートに波及していきます。Microsoft社のCopilotをはじめとする、最先端のAI技術。そして各部門に寄せられるお客様の声を全員でキャッチアップいきましょう。
3部門の「30期振返りと31期の計画」
「Cloud Apps事業部」の振返りと計画
Cloud Apps事業部長 中島 貴雄
前期30期は、大手企業様のMicrosoft利活用のご支援。Microsoft社とのアライアンス強化。既存サービスの機能アップデート。新規サービスの正式リリースに向けた検証と、各局面でチームのリーダーに奮闘いただき、着実に結果を残すことができました。そして同時に、お客様のニーズ増加に応えるためのリソース不足の課題にも直面しています。そこで今期31期は、AI事業部をはじめ各部門と連携をし、体制の最適化と強化を行います。部門間連携はこれまでのお客様、そしてこれから出逢う新しいお客様の声にお応えするために、欠かせない取組となります。
「ビジネスアプリケーション事業部」の振返りと計画
ビジネスアプリケーション事業部長 戸枝 久佳
部門感連携におけるビジネスアプリケーション事業部のポイントは「お客様との関係性」と「先進技術の研究」の2点です。既存のお客様からは、継続的に開発のご要望をいただくことが多くあり、結果として、お客様のビジネスに伴走することができています。お客様のビジネスを深く理解すること。そして関係性を築き上げることは、提案の量や質、そして幅に繋がります。そして、AIをはじめとする先進技術の研究拠点「松江ラボ」では、新しい技術の実用性を検証しナレッジが蓄積されつつあります。お客様が走り続ける限り、課題は尽きません。今後は、お客様のより多くの課題を解決できるように部門間の連携を強化し、総合力を持ってお客様に寄り添い続けたいと考えています。
「AI事業部」の新設と計画
AI事業部 金原 敬
これまでCloud Apps事業部でAI活用サービスの実績を積み重ねてきましたが、この度AI事業部を新設いたします。
多くのお客様が、AI技術を検証する段階から活用する段階に進んだ今、AI事業部のミッションは、AI技術をお客様の業務プロセスに組み込み、ビジネスを成功へ導くことです。そこで、単に既存の業務プロセスをAIに置き換えるだけでなく、AI活用を前提に業務プロセスをゼロから再設計。お客様にとって、より付加価値の高いサービスを提供していきます。また、私たちの業務においてもAI活用を前提とした変革が必要です。特に、サービスの開発プロセスはAIが得意な領域。部門間でナレッジを共有しながら、開発のコスト削減や提供スピード向上に繋げてまいります。
Cloud Apps事業部「Coo Kai」サービスの進展
①Coo Kaiアプリケーションの「マルチテナント対応」
従来、Coo Kai組織階層型カレンダー、Coo Kai組織階層型アドレス帳、Coo Kai 掲示板/BBSで参照できる情報は、自社内(テナント内)の情報まで。大手企業様では、複数のMicrosoft 365テナントをグループ会社毎に利用するケースが多く、業務ではグループ会社間で連携しながらも、連携に必要なカレンダーの予定表や、プロフィール情報、など必要な情報をグループ会社間で共有できないという課題がありました。そうした課題に対して、グループ会社間で、情報を共有し参照することができるマルチテナント機能をリリースしました。
②Coo Kaiメール誤送信防止で「AI活用を検証」
メールの誤送信の主な原因である、宛先の入力間違い。入力された宛先が適切か否かの判断は、一概に条件付することができないため、コンピュータにとっては難しいことです。そこで、メール本文などを参考に宛先が適切であるかを、AI技術で判断できないか検証をしています。メールの宛先については、正解がありません。ですので、AIではその妥当性を評価し、一定のリスクが認められたらユーザーに対して強く通知するなど、実用的なチューニングを重ねてまいります。
③Coo Kai安否確認の「社内テストからリリースに向けて」
災害時などに、社員やそのご家族の安否を確認する仕組みは、以前より多くのお客様にご要望いただいています。昨年度実施した、安否確認アプリの社内検証の結果を踏まえ、リリースまでのロードマップを改めました。今年度内には、お客様にご案内ができる見込となります。
技術共有のDEMOを実施
キックオフミーティングに集まった3部門のメンバーは、多くの方がエンジニアながら各々の専門分野が異なります。そこで自己紹介も兼ねた、デモンストレーションを実施。AI技術など、一見同じ領域でも知見や技術は多岐に渡ることが分かります。
「各部へのメッセージ」
代表取締役 鈴木 正之より
本日集ったみなさんは、サービスを自ら創り出す使命を持っています。トレンドに左右されず広く愛されるサービスは、歴史を振り返っても「世の中の役に立つだろうか」「人々の課題は解決され、喜んでくれるだろうか」といったマインドから生まれています。このモノづくりに欠かせないマインドを忘れてしまっていないか、日々自分に問いかけてみてください。最新技術の習得と同時に、世の中にもっと目を向け、お客様の声に耳を傾け、真の課題を見極めること。これこそが、モノづくりの出発点です。
つまり、人(ユーザー)に寄り添い、はじめて3S(成功Success 満足Satisfaction 笑顔Smile)を実現することができます。
キックオフミーティング後は、3部門合同で懇親会を実施。
各部門に配属されたばかりの新卒社員からは元気な自己紹介もあり、笑顔の絶えない時間となりました。
PSCはこれからもお客様の3S(成功Success 満足Satisfaction 笑顔Smile)の実現に向けて、部門を超えたコラボレーションとサービスの共創を続けてまいります。
■関連リンク
Coo Kaiサービス
https://www.psc-inc.co.jp/service/cookai/
APPLICATIONサービス
https://www.psc-inc.co.jp/service/application/
AIサービス
https://www.psc-inc.co.jp/service/ai/