新卒研修実践おもてなし
ピーエスシーでは、新卒入社社員の着任までの2カ月間(4月〜5月)様々な研修を実施しています。実践的なIT技術の習得、マナー講座など数多くの研修が行われるなか、最も特徴的な研修が毎年恒例の「野外研修」です。実施までに「おもてなしの心得」や「QCD(品質・コスト・納期)の考え」を学び綿密な計画を立て当日を迎えます。
そして本年も4月17日〜18日の2日間、研修施設を備えた複合施設 リソルの森 (千葉県)にて、総勢約90名が参加する野外研修を実施いたしました。
野外研修のゴールとは?
野外研修は「おもてなしを実践・体感し学ぶ」一大イベントです。PSC(Power Staff Communications)ではその名の通り人間力やコミュニケーション(チームワーク)による“おもてなしの心”を大切にしています。しかし、おもてなしの実現にも経験が必要。野外研修当日は新卒社員に加え、役員や先輩社員が引率として参加し、役員による講義などが予定されるなか、新卒社員は自ら考え・行動し“おもてなし”を体現します。特に夕食では、各グループが意見を出し合い、食事全体の献立を構成。各グループが一品の提供をシミュレーションし当日に備えます。
ITに囲まれた日常から離れ、一人の人間として考え行動する。コミュニケーションの本質に迫る2日間。この経験は、研修後お客様に確かなQCD(品質・コスト・納期)をお届けし、延いてはピーエスシーの企業理念である3Sを実現する礎となります。
DAY 1
経営理念・クレドセミナー
[ PSCの原点“3S” ]
創業メンバーである岡野取締役・石田取締役より「PSCの歴史、変わらない理念3S」についての講話。また、グループ毎に先輩社員よりこれまでのプロジェクトで経験した3Sに関するエピソードを生の声で教わり、おもてなし・QCDの本質を学びます。
岡野取締役・石田取締役からは、PSCが「新たな事業所・拠点」「新たなサービス」を繰り返しお客様に応え続けてきた歴史が語られました。一見すると社内の取組に見えることでも、全てはお客様に確かなサービスを届けるための準備であること。成長のためのブラッシュアップを継続しないと、社会のなかでは競争に負けてしまうこと。そしてピーエスシーには、成長のために挑戦するDNAが刻まれていることが伝えられました。
新卒社員は、講話や先輩社員の話を聞き「自身は何ができるだろうか」「不足していた観点はなかっただろうか」と考えを巡らせながら、おもてなしについて深まった理解や所感をワークシートに埋めていきます。
チームクッキング|夕食のおもてなし
[ おもてなし・QCDの実践 ]
新卒社員のチームワークが最も試される「チームクッキング(夕食)」。夕食を美味しく、そして楽しく過ごし、満足いただくために何ができるか。これまでシミュレーションを繰り返し計画してきたことに加え、現場での柔軟な判断と対応が求められます。
「献立のバランスや量は適切か」「提供方法ひとつで満足につながるのではないか」「役割分担やタイムスケジュールの計画は充分か」「突発的な対応が求められた時、どの様に連携するか」など、QCDを意識した計画をもとに全員がチームワークを発揮します。そして、美味しい料理はもちろんのこと、お品書きの説明や、丁寧な配膳。食事中の会話など、積極的なおもてなしを感じる場面が随所に。結果、新卒ならではのおもてなしもあり、笑顔の絶えない時間となりました。各々が、上手にできた部分、なかなか思い通りにできなかった部分があり、準備の重要性を実感したことと思います。
プレミアムシート|焚火を囲んでの懇親会
[ コミュニケーションの本質 ]
夕食に続き、もう一つの特徴的なイベントが「焚き火を囲んでの懇親会」。弊社代表の鈴木をはじめ、先輩社員と隣り合わせで人間同士の親睦を深める通称「プレミアムシート」の時間です。
お酒を酌み交わしながらも、独特の緊張感に包まれるプレミアムシートでは、新卒社員が自ずと席を移動したり、先輩社員に質問したりと、非常に積極的なコミュニケーションが多く見られました。結果、終始和やかで自然と笑顔に溢れる時間となりました。
こうした自発的な動きや参加意欲の現れこそ、先輩社員が求めていたことです。気を遣った配慮は経験を積めば多くの人が身につけることができます。他方「自らの想いで、自発的に当事者として参加すること」はチームワークの第一歩であり、結果としてチーム全体の満足や笑顔につながる、コミュニケーションの重要なポイントです。
DAY 2
ラジオ体操・座禅|心と体を整える
[ “自身と今”に向き合う時間 ]
野外研修2日目の始まりは日頃オフィスでも実施しているラジオ体操と、多くの参加者が初体験の座禅でスタート。心身が共に整った状態でこそ、本来のパフォーマンスを発揮することができます。
社会においては、自らの心身を整えることが、非常に重要になります。体を動かすことは心のリセットにつながり、心を落ち着かせリセットすることは集中力とパフォーマンスを高めます。
1日の始まりなどの節目で、自らリセットする感覚をつかみ、パフォーマンスを高める術を体感しながら学びます。
鈴木社長の講話|私がみんなに期待すること
[ 習慣で変わるパフォーマンス ]
本講話では、昨今のAIをはじめとするテクノロジーの進化についての紹介に加え、テクノロジーが進化しても、変わらずプロフェッショナルとして一人ひとりに求められること。代表の鈴木自らも継続している習慣について、実例と共に紹介されました。
なかでも自身の行動を司る習慣として「メモを取る」ことの意義・役割を解説。学生のメモは備忘録としての側面が大きいのに対して、社会では行動に移すためにメモを取ります。ゴールから逆算して、やることや計画を明確にするのと同時に、脳を整理しクリアにすることで、定めたアクションに集中することができます。※講話中には実際に、弊社代表の鈴木の手帳を紹介。整然と並べられたメモや予定に新卒社員は圧倒された様子でした。
自身の目標を書き出すことは誰でもすぐにできること。目標を言語化できれば、自ずと今月、今週、明日、今日すべきことが見えてきます。自身を高める習慣を大切にしましょう。
野外研修の振返り・総評
[ 何が届き喜ばれたのか ]
代表の鈴木による講話の後は、先輩社員からのフィードバックと、野外研修中に活躍したグループとメンバーの表彰が行われました。
先輩社員からのフィードバックでは、良かった点・改善すべき点それぞれが述べられました。新卒社員は、客観的な声を聞き、求められていたことを感じとりながら、各々が自身の認識とのギャップを埋めていきます。
活躍したグループとメンバーの表彰は、野外研修中に先輩社員から送られたポイントをもとに行われます。チームワークを発揮し期待を超えるQCDを実現したグループ。おもてなしに尽力したメンバーには全員から温かい拍手が送られました。
2日間の締め括りには温泉で汗を流します。各々が実践から得られた学びを持ち帰ると共に、かけがえのない絆を深めました。
新卒社員は5月1日に各部署に配属され、そこから1カ月間の研修やOJT期間に入る予定です。野外研修での経験と学びは、今後の行動の大きな指針となることでしょう。
野外研修の様子をアルバムで一挙公開
2日間にわたり、様々な場面が繰り広げられた「野外研修」。その様子をアルバムで一挙公開。新卒社員の真剣な眼差しと笑顔をぜひご覧ください!
研修にもコミュニケーションにも全力で取り組んだ2日間。実践の場で重要なのは、実現できるか否かではなく、理想とのギャップを感じ持ち帰ることにあります。
ピーエスシーではこれからも、社員延いてはお客様の3S(成功Success 満足Satisfaction 笑顔Smile)の実現に向けて、様々な研修や教育を実施し続けてまいります。
■関連リンク
2025年度入社式を執り行いました
https://www.psc-inc.co.jp/news/2025/04/news_20250402.html
25卒内定式をザ・プリンスパークタワー東京にて開催。
https://www.psc-inc.co.jp/news/2024/10/news_20241018.html
2024年度「新卒野外研修」
https://www.psc-inc.co.jp/news/2024/05/news_20240514.html
社内報「教育経営」
https://psc-inc.meclib.jp/ki-en03/book/#target/page_no=28
教育研修の取り組み
https://www.psc-inc.co.jp/about/csr/training/
PSC採用特設サイト
https://www.psc-inc.co.jp/recruit/